二人目不妊治療は障害児が多い?妊娠リスクについて

二人目不妊治療を始めたけれど、「妊娠したい!」と思うとともにふと「障害児だったらどうしよう?」と考えてしまう事はありませんか?不妊治療で授かった子は障害児が多い!なんて聞いたことも!もし本当だったら、このまま不妊治療を続けてもいいの?二人目不妊治療と障害児についての纏めです。

 

二人目不妊治療と障害児との関係

日本産婦人科学会の発表によると

一定期間の検証において、排卵誘発剤、人工授精、体外受精の不妊治療で出産した新生児の障害リスクが、自然妊娠した新生児と比べ1.2倍~2.7倍高い

と発表されています。

排卵誘発剤を使うと卵子が複数育つので多胎妊娠の確率が15%~20%上がります。

多胎妊娠の場合、単胎妊娠と比べても母子ともに危険性が高くなり、結果、早産率が高く、無事出産できても脳性麻痺などの障害をおってしまう確率が高くなります。

体外受精、顕微授精における移植では現在は「原則は単一」の移植として、多胎妊娠のリスクを4.9%~5.9%に軽減されました。

もう一つ、ダウン症などの染色体異常や先天性異常などの障害が心配されています。

理由の1つには、不妊治療を始める年齢も関係あるのではないでしょうか?

元々、婦人科疾患等があり子供を望むのであれば不妊治療が必要!とわかっている女性なら若い時期からの治療は可能ですが、ほとんどの場合、1年以上妊娠しなから病院を受診する女性の方が多いと思います。

二人目不妊だと尚更、「二人目が欲しいから病院へ!」とはなりにくいですよね。

「1人目が自然妊娠だから」となかなか妊娠できなくても「次こそは!」と病院を受診するのが遅くなります。

1人目妊娠出産から数年、年齢も重ねていますし、卵巣年齢は体中のどの臓器よりも老化が早いと言われているので、二人目不妊治療を開始した時には障害児の確率は上がってしまうという事になります。

ダウン症の子が生まれる可能性は20代の比べて30~34歳では約2倍、35~39歳は約7倍、40~44歳は約24倍、45歳以上になると約84倍になると言われています。

近年の晩婚化にとる、1人目妊娠出産が高齢の女性も増えているので、二人目妊活、不妊治療を始めるのであれば早めに受診しましょう。

もう一つは、顕微授精は障害児の可能性が上がると言われています。

顕微授精とは採精した精子の中から、顕微鏡で見ながら卵子の中に直接精子を注入して受精させる方法ですが、ではなぜ、顕微授精だと障害児の可能性が高くなるのか?それは、目視での精子の選別になるので、運動率の良い元気な精子のように見えて、実は染色体異常の可能性のある精子だったという事が起こる為と、卵子に精子を注入する際、卵子に人工的に圧力をかけるため卵子の細胞骨格に傷をつけてしまい悪影響を及ぼす。というものです。

ただ、単胎児では、自然妊娠と不妊治療での妊娠で障害児の可能性の差はない!という調査結果も出ています。

年齢はでの可能性は上がっていくので、規則正しい生活と適度な運動、バランスの良い食生活が大切ですね。

 

二人目不妊治療からの妊娠、新出生前診断と羊水検査は受けた方がいいの?

羊水検査とは、おへその下あたりから針を刺して羊水を採取し染色体異常の検査をすることです。この羊水検査では、稀に、破水、流産・早産、ウイルス感染などが起こることがあります。

上記のリスクの事から、妊娠した女性、とくに高齢出産の女性にとって出産まで不安を抱える方も少なくはないと思います。

2013年からは、羊水検査よりも安全で簡単な採血による血液の中にある胎児のDNA 情報から染色体異常の確率を検査する新出生前診断が行われるようになりました。

このことにより、新出生前診断を行い、染色体異常の確率が出ると羊水検査でさらに詳しく調べるという事が出来るようになりました。

羊水検査:費用10~15万円  検査時期15~18週

新出生前診断:費用約20万円  検査時期10~18週

保険適応外とすべての産婦人科で実施されているわけではないので、特別な理由ががなければ受診するのは難しいですね。

新出生前診断の条件

・出産予定日時点で妊婦さんが35歳以上を迎える高齢出産の場合

・妊婦さん本人あるいは旦那さんに染色体異常がみられるため、胎児がダウン症候群などの先天性疾患を罹患している可能性が高い場合

・過去に実際に13トリソミー、18トリソミー、ダウン症候群を患った赤ちゃんを妊娠・出産した経験がある場合

上記の場合は新出生前診断を受診することは可能です。

二人目不妊で治療をしていたから・・・という事ではなく、自身の年齢での不安や、可能性、経験から検査をするのか考える事が大切ではないでしょうか。

ただ、私の場合ですが、1人目が35歳以上の高齢だったので条件には当てはまるのですが、遅くても18週までには決めなくてはいけない!考えるまでの時間が短すぎると思いました。

周りからは、「検査をした方がいい」とも確かに言われたのですが、検査の結果、異状があったら・・・と思うとどんどん先の事を考えまとまらなくなってしまったのです。

異常があるとわかってて生むことができるのか?育てられるのか?周りからは「諦めろ」とも言われるだろうし、かといって、諦めて、この先子供を望めるのか?今、私の中で生きている赤ちゃんを諦めるなんてできるのだろうか?でも、生んでこの子は幸せ?等が頭の中をグルグル回り、答えが出ませんでした。

高齢出産での障害児の育児は先の事を考えて、「もし、私がお世話をできなくなってしまったら・・・」という問題もあります。

あらかじめ障害がわかったから、出産前に心と生活の準備ができた!と大声で言えるなら何よりもうれしいことです。

しかし、そうとばかりは言っていられないのも現実、診断、検査を受けることは家族としっかり話し合って決めることが何よりも大切ですね。